第4回ソログループワークショップ
「成長思考を身につける」
4回目になったソログループワークショップ。
前回に引き続き、今回は「成長思考」について焦点を当てて学んでいきます。
このワークショップは、+1プロジェクトに参加してくれた学生を主な対象としています。
というのも海外に行っていい刺激を受けた後のフォローアップが一番重要であるとソログループは考えているからです。
ソログループは海外研修以外にも、
目標設定型留学サポート
オンライン学習塾
国内留学事業
英語コーチングサポート、など
関わる人に「成長」「変化」が起きるような、事業を展開しています。
前回までは「質問力」を主に学びました。
質問する力を身につけて、自分自身を深く理解することが成長思考に繋がっていきます。
毎回決まっているグランドルール。
「聞く姿勢」ができていれば、自然と会話が生まれ、「良い質問」ができれば対話してる仲間全体が学ぶことができます。
まずはマズローの欲求5段階説について。
これは簡単にいうと上位の欲求が生まれるためには、必ず下位層の欲求が満たされなければならないというもの。
例えば、お金もない、住む場所もない、知り合いもいない場所で生活する。ホームレスに自分がなったとして考えてみてください。
まずは「生理的欲求」として、命の維持に関わる事項に関する欲求が芽生えます。「つまり何かを食べたい」「寒さをしのぎたい」というレベルの欲求。
その欲求が満たされると、自分の「いるべき場所」を探し始めます。「安定・安心・安全」な場所、つまり家ですね。
「食べ物」「住む場所」が満たされてくると、「話し相手」が欲しくなります。自分と対等に話してくれる、自分のことを理解してくれるコミュニティがある。といった状態です。
その次に「承認欲求」として、コミュニティの中で高い地位にいきたいという欲求が芽生えます。これを乗り越えて、他者を必要としなくなり自分の理想を追い求める状態が「自己実現の欲求」になります。
個人的な経験では日本にいる学生の8割近い多くが第3、第4の欲求を行ったり来たりしている状態だと思っています。
最初の低次欲求は基本的に外部の環境によって決まります。
つまり現段階で自分の居場所がない状態の人は、環境を変えていかなければずっと同じ階層にいつづけることになります。
高次欲求になるにつれ、外的要因が少なくなり個人の納得感が重要になります。自分が納得するためには、自分の理想を知る必要があります。そのために質問力のワークショップを事前におこないました。
次に個人ワークになります。
スティーブン・コヴィーの七つの習慣より、第二の習慣にまつわるワークです。
愛する人がいない場合は、大切な人を思い浮かべてください。あなたのことを思ってくれている人、あなたが大切にしたいと思う人、それは誰ですか?
どうだったでしょう?
単純に「人からどうみられたいか」ではなく、大切な人からどう思われたいかがこのワークで重要になります。
そりゃ、電車で横に座った人にどう思われたって正直どうでもいいですよね?
「優しい」「いつも笑ってた」などの簡単なものでも全然オッケーです。じつはこれが、おなたの人生におけるゴールの一つになります。
全ての選択は、「いつも笑ってた」というような人間になるような判断基準に変わっていきます。
この判断基準をいくつ具体的にもてるかが成長思考では鍵になります。
目の前にやりたいことがたくさんあって、何をすればいいかわからない!なんてことありませんか?
だけど目標や方向性からその選択をみると、選ぶべきものは決まってますよね?
これはパズルと似ています。パズルは最初からとくとめちゃめちゃ難しいのに、ゴールからとくとなぜか簡単に解くことができる。そんな感じですね。
これは前回の復習。
人は基本的に「関心の輪」にある事象によって感情が動かされます。
例えば、まったく自分と関係のないおじさんが仕事中にサボっていてもなにも感じません。
だけどそれが部活の仲間になった途端、めちゃめちゃイライラしませんか?特に自分が真面目に練習している時に。
それは「部活の仲間の行動」に関心があるからです。
「練習真面目にやれよ!」などと言っても根本的な解決にならないのはなんとなくわかるはず。
そう。関心の輪にある事象は、個人の力ではどうにもなりません。
どれだけ関心の輪にある事象に時間をさいても、それに対する結果を選ぶのは他者です。
自分の頑張りが結果に直結しないことに、力をさくことはスティーブン・コヴィーのいう重要事項を優先していない人になります。
自分の理想・方向性がわかってくればあなたの人生の地図には目標ができます。
なにも目標がない砂漠を延々と歩くか、ゴールを決めてそこに向かって歩くかで結果が違ってくるのは想像ができるはず。
ゴールがわかればそれまでのプロセスを考えることができます。そうするとやるべきことがわかり、自分の「成長」に目を向けることができます。
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